土地価格しらべ
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土地売却の仲介手数料

土地売却の仲介手数料はいくら?上限計算と800万円以下の特例

要するに

土地を1,000万円で売る場合、通常の仲介手数料の上限は税込39.6万円です。消費税課税事業者・税率10%の計算例です。

実際に支払う報酬は依頼時に合意した額です。800万円以下の売買では、要件と事前の説明・合意を前提に税込33万円までとする特例があります。通常額への追加ではないため、計算方法と税込総額を見積書で照合します。

公開日: / 情報確認日:

仲介手数料の上限は価格帯ごとに計算

通常の上限は、売買価格のうち200万円まで・次の200万円・400万円を超える部分に分けて計算します。

国土交通省の仲介手数料の案内に基づく、売主1人分の上限です。消費税課税事業者・税率10%の税込表示として整理しています。売主側と買主側の報酬を合算した額ではありません。

通常の仲介手数料の税込上限の計算
価格の部分税込の上限率1,000万円の売買での額
最初の200万円5.5%11万円
200万円超~400万円4.4%8.8万円
400万円を超える部分3.3%600万円×3.3%=19.8万円
合計各部分の合計39.6万円

免税事業者など条件が異なる相手へ、同じ税込額を機械的に当てはめません。見積書で事業者の扱いと税額表示を確認します。

400万円超は「価格×3%+6万円」に消費税

売買価格が400万円を超える場合の通常の上限は、(価格×3%+6万円)×1.1で計算できます。

価格帯ごとの計算をまとめた速算式です。400万円以下へ同じ式をそのまま使いません。土地と建物を一括で売る場合は、建物価格に含まれる消費税の扱いを確認して計算の基となる価格をそろえます。

価格別の通常上限と特例の比較
売買価格通常の税込上限800万円以下の特例上限
200万円11万円33万円(事前の説明・合意等が前提)
400万円19.8万円33万円(事前の説明・合意等が前提)
800万円33万円33万円(事前の説明・合意等が前提)
1,000万円39.6万円対象外
2,000万円72.6万円対象外

通常上限と特例上限は、受け取れる報酬の限度の比較です。実際の請求額が表の数字に必ずなるという意味ではありません。

1,000万円の土地売却の通常の仲介手数料上限の説明用の例。税込11万円+8.8万円+19.8万円=39.6万円。課税事業者・消費税10%
1,000万円の土地売却の通常の仲介手数料上限の説明用の例。税込11万円+8.8万円+19.8万円=39.6万円。課税事業者・消費税10%|土地価格しらべ 画像を拡大

800万円以下の特例は「通常額+33万円」ではない

800万円以下の宅地・建物の売買では、要件を満たせば1人の依頼者から税込33万円までの報酬を合意できます。通常額に33万円を加算する制度ではありません。

国土交通省の案内では2024年7月1日からの低廉な空家等の特例です。名称に「空家」がありますが、800万円以下の宅地・建物が対象で、使用しているかどうかは問いません。土地のみの取引も対象となり得ます。

事前に説明を受けて合意することや、媒介に要する費用を勘案することが前提です。低価格の土地だから自動的に33万円、という扱いにはしません。

例えば200万円の売買は通常上限11万円と特例の合意額を区別し、特例を使う理由・業務・金額を依頼前に確認します。

600万円の売買で通常上限と特例を比べる

600万円の売買の通常上限は税込26.4万円。特例の上限33万円との差は6.6万円です。

消費税課税事業者・税率10%の説明用の計算です。通常計算は(600万円×3%+6万円)×1.1=26.4万円となります。特例を利用する場合は、業務と費用を勘案した説明、事前の合意、合意額を確認します。

600万円の売買を比較する計算例
計算の区分税抜上限税込上限
通常の上限24万円26.4万円
800万円以下の特例上限30万円33万円
両上限の差6万円6.6万円

33万円は特例の限度です。特例を使う契約でも必ず限度額を支払うという意味ではありません。見積りの合意額が、どの業務と条件を前提にしたものかを確認します。

税込26.4万円の通常額に33万円を足して59.4万円とする計算にはしません。

見積書は価格・税込額・相手方を確認

仲介手数料の見積書で確認する項目
確認項目確認する内容
売買価格計算の基となる価格と建物消費税の扱い
報酬の種類通常計算か800万円以下の特例か
税の表示税抜額・消費税額・税込総額と事業者の扱い
依頼者の範囲売主1人分か、他の当事者の費用を含むか
別の費用測量・登記・解体等との区分、個別の依頼内容
契約との一致合意した報酬額・業務・支払条件との照合

仲介手数料の上限と、売却の総費用は別です。

測量費や登記費などを含む「売却費用一式」では、仲介手数料だけの額と計算根拠を確認できません。別途依頼する業務は内容と金額を分けて見積もります。

税金や他の費用を含む手取りは土地売却の税金・手取りの計算で計算します。土地の代金と仲介サービスの消費税の違いは土地売却の消費税へ。

3社の見積りは税込総額・業務・支払条件で比較

「手数料30万円」という表示だけでは、税込33万円との違いを判断できません。

600万円の売買の見積りを比較する説明用の例
見積りの表示税込での比較追加で確認する事項
A社:税込26.4万円26.4万円通常計算・合意業務・支払条件
B社:税込33万円33万円特例の説明・事前合意・業務内容
C社:税抜30万円33万円(税率10%の例)特例の条件・消費税の表示・別費用

A・B・Cは仮の見積りで、実在会社や価格相場ではありません。同じ税込額でも、依頼する業務、測量等の別費用、契約解除時の条件が一致するとは限りません。

値引きを比較する場合は、何を基準にした割引か、税込か税抜か、追加費用が別にないかを確認します。売出価格(うりだしかかく)から計算した見積りと、実際の成約価格(せいやくかかく)からの請求も区別して照合します。

契約書に書かれた報酬と請求書が違う場合は、価格が変わったのか、特例等の合意が変わったのかを確認してから支払います。

支払時期は契約前に確認

支払時期を「必ず契約時に半額、決済時に半額」と決めつけず、依頼する契約の条件を確認します。

国土交通省は、依頼時の仲介手数料の額の合意を案内しています。額と合わせて、請求の時点、支払期限、契約が解除になった場合の扱いを確認し、書面に残します。

  1. 依頼前の見積り

    通常上限・特例・合意する額の照合

  2. 契約条件の確認

    支払時期・方法・成立や解除に関する条件の確認

  3. 請求書との照合

    価格・報酬額・消費税と契約内容の一致の確認

  4. 支払記録の保管

    請求書・領収書等の費用資料の保存

売却後の税務手続で費用資料を使う場合は土地売却の確定申告の準備へ。支払った総額と税務上の費用の区分を分けて整理します。

依頼時には、見積書だけでなく媒介契約(ばいかいけいやく)書の報酬と支払条件を確認します。成約価格が変わる取引では、最終的な価格から計算し直した請求額と、先に支払った額・残額を照合します。

契約解除時に返金や追加負担があるかは、解除の理由や契約内容によるため、成立した取引の通常計算だけで判断しません。条件が読めない部分は、契約前に説明を受けて記録します。

直接の買取と仲介を区別

買主と直接売買し、仲介を依頼していない場合は、仲介手数料の発生する仲介取引とは区別します。

不動産会社が自ら買主になる買取か、別の買主との間を仲介する取引かを確認します。買主が不動産会社でも別の仲介会社を通す場合は、仲介報酬の契約を別に確認します。

仲介手数料がない取引でも、登記や測量等の費用がなくなるとは限りません。提示額・売主負担・決済時期を合わせて比較します。売却相場の検討は自分の土地の売却相場を調べるへ。

土地売却の仲介手数料に関するよくある質問

1,000万円の土地売却の仲介手数料はいくらですか?

消費税課税事業者・税率10%の通常上限は税込39.6万円です。合意する実際の報酬額は見積りと契約で確認します。

200万円の土地も33万円の手数料ですか?

通常上限は税込11万円です。800万円以下の特例で要件を満たす場合は、事前合意した額を税込33万円までとする扱いがあります。

土地だけでも800万円以下の特例を使えますか?

対象となり得ます。宅地・建物の売買を対象とする特例で、事前の説明・合意などの要件を確認します。

特例の33万円を通常の手数料に追加しますか?

追加しません。1人の依頼者から受け取る報酬の上限を扱う特例で、通常額との二重加算ではありません。

600万円の売却で税込33万円の見積りは通常計算ですか?

通常上限は税込26.4万円です。 税込33万円なら800万円以下の特例の説明・事前合意等を確認します。数値は課税事業者・税率10%の例です。

税抜30万円と税込33万円は違う額ですか?

消費税10%の例では同じ税込33万円です。 上限の区分、実際の合意額、別費用、支払条件をそろえて比較します。

出典・公式資料

制度・操作方法は情報確認日時点。掲載の計算例は説明用の仮定であり、特定の土地の評価・税額を示すものではありません。

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